足摺岬から宿毛に向かう国道321号線、通称「足摺サニーロード」。海岸線を縫って走る軽快な道路であるが「四国八十八箇所」の“遍路道”でもあり、歩き遍路さんに良く出会う。(向かい合う時にはバイクにも挨拶をしてくれる)。


 天気ははっきりしないながらも、さすがに足摺岬は南国。暖かい空気が出迎えてくれる。平日なので、観光客やツーリングライダーに出会うこともほとんど無い。


四国最南端の岬。室戸岬は突端がなだらかだがこちらは絶壁のようにそそり立っている。岬先端の灯台の展望台から眺めると、あちこちに散在する岩礁に釣り人が下りている。“底物”を狙っているのだろうか。



 足摺岬を出て、宿毛に到着。少し遅めの昼食は既にガイドで見当をつけた道の駅宿毛内にある活魚料理の「勝丸」。店に入り、定食を選びかけたが、この際と思い切り、一人前2千円也の「貝の浜焼き」を注文する(これは店外で炭火のコンロで自分で焼くのだ)。しばらく待つこと20分余り、出て来た貝類のボリュウムに圧倒される。(これだけの料理に酒を飲まんのは料理に失礼と云うもの、…“一杯だけ行こ”と言うも皆醒めた目で見るだけで返事をしない。しょうがないから一人でお店に入って行くと、冷蔵庫のガラス越しに見事に“発泡酒”が冷えとる。一本だけ買って、これはビールではないから飲酒運転にはならんのやと理由をつけて美味しく飲む)。

<JRP注釈・・・ツーリング途中の飲酒は絶対にいけません。「飲んだら旨かっただろうになぁ・・・」という、あくまでも中川の空想の話です。>

写真の大写しは“長太郎貝”と言い、ホタテの一種のようだ。他に巻貝のシロニシと、開きのイセエビが出て、その贅沢さに大満足。
問い合わせ先 活魚料理勝丸 道の駅サニーサイドパーク内 TEL0880-63-1721 
貝の浜焼きは一人前2000円〜
 

 昼食をゆっくり取ったので出発が遅くなった。二時間近く国道(56号)を走り、高速(西予宇和IC)に乗る前に給油をすることになり、先頭を走っていた自分は適当なスタンドに入り皆、給油をするも川久保さんだけが道の際に止まって、入ってこない。“入れないの?”と聞くも、まだいけるから、こんな下が斜めになっているスタンドでは入れないと言う…その慎重さに敬服する。(大型バイクは走っている時はめったにコケないが、止まる時によくコケるのだ。昨日、パーキングの縁石でコケた自分とは、注意力が全然違う、一つ教えられた)。


 高速に入って、最初の休憩は「伊予灘」。随分と冷え込んで来たので、皆それぞれに着込む。自分は他に着るものがなかったのでカッパを出して着た。写真は、今回のツーリングの最後のスナップである。

続きはまたの機会に!
参加希望者はJRPにお手紙を下さいな・・・。




ツーリングを終えて・・・

中川 今回は一泊二日で900キロの行程となった。又、地道の割合が7割以上だったのでこれまででは一番“強行軍”となった。それでもそのぶん“走った”と云う手ごたえはある。そして、自分も一人前の“バイク乗り”に近づいたと云ったふうな満足感と…。

川久保 今回のツーリングで室戸・足摺方面を快適に安全に走行することができました。私のツーリングの最終目的は安全に帰宅することで、バイクを止めてキーを抜いた時に完結します。ただ走るだけでなく、写真を撮ったり、休憩を兼ねて見学もできますので満足のいくツーリングでした。車では味わえない感覚と感動がありますし、瀬戸内海ではみれないコバルトブルーの海もみれました。個人で走る時と違い全体の行動を考えて走る楽しみも味わえ、一度のツーリングでいろんな体験ができますから止められません。

加藤 事故で普通のグローブが使えないので、JRPへオーダーメイドのグローブを注文しています。そして仕様の変更の打ち合わせに伺ったところ、何とツーリングに参加することとなってしまいました。でも年齢も職業も違う人たちと楽しい時間を過ごすことができて本当に良かったです。(代筆 尾原)

尾原 退職のため、今回がJRPのツーリングは最後となりました。最後に家路につくためにみんなと別れた後、何と高速上でマジェスティのVベルトが破断・・・。全く動ないためJAFのレッカーにお世話になりました。修理代と合わせると4万円の出費。マジェスティ購入後、初めてのトラブルがツーリングの最後で起きるなんて、やはり油断大敵なのです。





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