サイズ選びについて

JRPでは、お客様より多くの質問を頂きます。
ここでは、中でも特に多かったり、これは!と思われる質問を取り上げ、Q&A形式にてご説明します。
ずっと思っていた疑問が解消するかもしれませんよ・・・?

防水の3シーズングローブって無いの・・・?

防水の3シーズングローブって無いの・・・?

現状ではJRPの3シーズンモデルに、防水のグローブはありません。今出ている防水・透湿素材は、春から夏にかけて気温が20℃以上になると、透湿力が発汗に追いつかなくなってしまいます。これにより内部にムレが発生し、不快感が出るためです。

さらに、防水・透湿フィルムは非常にもろく、手の動きで破れないよう、ダブつかせて入れる必要があります。これにより、あのゴワゴワ感が出てしまうのです。操作性はお世辞にも良いとは言えません。

以上の理由から、手が引き裂かれそうになる氷雨を防ぐ目的で一部のウインターモデルに使用する意外には、現状でそういったフィルムは採用していないのです。
これらの課題のクリアを目標に、研究・開発を続けています。

カーボンのプロテクターとかは使わないの・・・?

カーボンのプロテクターとかは使わないの・・・?

使いません。せっかく手の動きに合わせて伸縮する革の上に、変形しないプロテクターを付けて、果たしてどうなのか・・・?と考えるからです。

元々JRP製品は、グローブ用としては異例の、極めて強い革素材を全面に使っています。これだけでも部分的なプロテクターなどで剛性を補う必要などなく、DRシリーズの甲に至ってはその革を最厚部で3重にした上、衝撃吸収材まで内蔵しています。頑丈過ぎるくらいです。

時速200キロ以上でのクラッシュも起こりうるレース用ならまだしも、公道で使用されるグローブでは単純に強度よりも、むしろサーキットでは必要ないスイッチの操作性、様々なポジションでの使いやすさが、安全につながるとも考えられます。
カーボンプロテクターは使いませんが、JRPは安全性を最優先した物づくりをしております。

じゃあ、プロテクターは要らないの・・・?

じゃあ、プロテクターは要らないの・・・?

トラブルの際は、衝撃を和らげることが最優先だと考えています。4輪車も衝突時の頑丈さより、潰れてショックを吸収させる構造ですよね。骨より硬いプロテクターが強い力で押しつけられようものなら、手はどうなってしまうのでしょうか…。

物にもよりますが、「プロテクター」と称されるものは、格好良く見せるための「デザイン」の要素が強いのです。物によっては、コストを下げるために革を接いでいて、その縫い目を隠すために被せられている物もあります。

もちろん、デザインは非常に大切なのですが、まずは強い素材が使われ、縫い目が落ちたりせずしっかりしているか、転倒時に真っ先に落下する手の平に十分な補強がされているか。これをしっかりチェックして、グローブを選ぶことをお勧めします。
「グローブは防具です!」

革の色がひとつひとつ違う気がするんだけど・・・?

革の色がひとつひとつ違う気がするんだけど・・・?

その通りです。JRPで使用している革は、「素上げ」と呼ばれる手の込んだ方法で染色されます。

例えば茶色でも、何色もの染料を調合して、独特の深い味わいを表現しているのです。仕上がりはその日の気候等の外的要因にも左右されるので、染めた日が違うと、仕上がりの色にも微妙な個体差が出てしまいます。同じ染料を同じだけ使っても、全く同一の物は再現できないのです。

JRP製品は多くの作業を職人の手で行っています。機械化や、大量生産とはほど遠く、いわば伝統的な家庭内手工業のスタイルでひとつひとつ造り上げます。使用されている革も個体ごとの特性があり、それを生かした染色・裁断・縫製がされています。それぞれの製品が、1双だけの個性を持っているのです。

同じサイズでもモデルによって着けた感じが違う・・・?

同じサイズでもモデルによって着けた感じが違う・・・?

はい。寸法上は同じMサイズであっても、そのモデルに与えられた素材やパターン、丈の長さや当て革・ベルトの有無によってフィット感は異なります。このことで、同一寸法の中でもより細かに、ひとりひとりの手の形に合ったグローブを選択できるようになっているのです。

例えば、甲が厚めの方には、当て革で横方向の伸びが抑えられるDRNより、プレーンなデザインで伸縮性の高いDBNの方が手に合っています。逆に甲が薄い方には、張りのあるDR系がお勧めです。SVNのようなベルト付きのモデルなら、手が細く、ホールド感が得にくい方にも適切にフィットしますが、手の大きな方には少しきつく感じられます。

このようにして、平面上の寸法だけでは対応しきれない、立体としてのサイズ選択の幅を持たせているのです。

手入れはどうしたらいいの・・・?

手入れはどうしたらいいの・・・?

特に日常的な手入れは必要ありません。そのかわり、保管場所に気を遣ってあげてください。グローブに湿気は大敵。ヘルメットの中や下駄箱の中は最悪と言えます。できるだけ湿気の少ない、風通しの良い場所が理想です。

また、雨などで濡れてしまった場合は、軽く握って水気を切り、手を入れて伸ばしてから陰干しで乾かしてください。この時、雑巾絞り、直射日光は厳禁です。オイルについてですが、よほどパサパサ感が気にならなければ、ほとんど塗らなくて平気です。逆に付けすぎには気を付けて。油分が汚れを吸着していってしまうのです。

グローブを長持ちさせる秘訣としては、時々水洗いして、染み込んだ汗や汚れを落としてやると良いでしょう。

手の平の穴は何のために空いているの・・・?

手の平の穴は何のために空いているの・・・?

革製品は湿気を嫌う、ということはご存知だと思います。それは、悪臭や革の硬化など、変質の原因となる細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうからなのです。目に見える物では、カビもその一種です。革製品の中でもグローブは、構造上内部に熱や湿気がこもりやすく、細菌にとっての好条件を揃えてしまいがちです。

そこで考え出されたのが、手の平のパンチ穴です。この穴は、グローブを外した後の保管時に内部に空気を循環させ、湿気がこもらないようにするための通気孔なのです。

子供だましのように思えますが、これによって、従来製品よりも確実に細菌の活動を抑え、革の寿命を延ばすことに成功しています。シンプルな方法なので、操作性等に全く影響しないのも大きな利点です。ほんの小さな穴ですが、非常に重要な役割を果たしているのです。

ウインターグローブって洗える・・・?

ウインターグローブって洗える・・・?

残念ですが、ウインターグローブを丸洗いすることはできません。
ウインターグローブには、ゴアテックス(R)に代表される、防水・透湿機能を持つ極薄のフィルムを内蔵しています。このフィルムが、グローブの気密性を高め、防寒性・快適性を向上させているのです。

反面、グローブ内の換気はほとんどできず、一度内装が濡れてしまうと、なかなか乾かない上、シェルの革に少しづつ水分を与えてしまうことになりかねません。最悪カビが生えることも考えられます。

永く、快適に使うためには、とにかく内装を濡らさないこと、もし濡れてしまった場合は、吊して完全に自然乾燥させること。シェル(外皮)が汚れたら、乾拭きか、固く絞った布で拭くのが良いでしょう。

ウインターグローブは防水でしょ・・・?

ウインターグローブは防水でしょ・・・?

ウィンターグローブは防水仕様です・・・・・が!レイングローブとしてはご使用いただけません。混同されがちなのですが、防寒性を優先したウインターグローブと、防水性を追求したレイングローブでは、「シェル」と呼ばれる、いちばん外側のパーツが異なります。ウインターグローブは、操作性・強度も求められるため、主に革を使用しています。

雨天走行でシェルが水を含むと、シェルとグローブ内部に湿度の高低差が発生し、内蔵した防水・透湿フィルムの「水は通さないが水蒸気を通す」という、本来はグローブ内部を快適に保つ機能が逆に働いてしまう場合があります。

つまり、水蒸気の「逆」透湿現象により、インナー内部が冷たくなってしまうことも十分考えられるのです。ウィンターグローブの防水性能は、不意の氷雨から手をまもる程度、とお考え下さい。

暖かくて柔らかいグローブは無いの・・・?

暖かくて柔らかいグローブは無いの・・・?

これは一番多い、でも困ってしまう質問です。ウインターグローブには、どちらも重要な要素ですが、それらは完全に反比例しています。

保温力を高めるには、グローブ内の空気層をできるだけ多く作り、この空気層を動かなくする工夫が必要です。グローブには縫い目があり、そこから大量の寒気が入ってきます。そのため、ゴアテックスに代表される、袋状のインサートフィルムを使って、寒気の侵入を防いでいるのです。ただ、これらのフィルムによって、グローブは厚くなってしまいます。

グローブは使う素材が薄いほど柔らかくなりますので、結果、どちらかを立てると、もう一方が立たない・・・ということになります。でもJRPは、そういった課題に向き合い少しでも解消すべく絶えず挑戦しております。

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